口内炎
口内炎とは口の中の粘膜にできる炎症で、原因によって、アフタ性口内炎、ウイルス性口内炎、カンジダ性口内炎、アレルギー性口内炎などに分類されます。もっともよくおこるのはアフタ性口内炎で、痛みを伴う数ミリの灰白色斑(アフタ)が見られます。歯で噛んだり、歯ブラシで傷つけたり、やけどなどの傷に雑菌が入り込んでおこりますが、ビタミン不足、ストレスなどによる免疫力の低下も関係するといわれています。うがいなどで口内を清潔に保てば1~2週間程度で自然に改善することが多いですが、塗り薬で治療することもあります。 ウイルス性口内炎は、ヘルペス、手足口病、はしかなどのウイルスが原因となります。
カンジダ性口内炎は、カンジダというカビの一種が原因となり、糖尿病の方や喘息治療に用いる吸入ステロイド剤を使用している方におこりやすい口内炎です。アレルギー性口内炎は薬物や歯科治療で用いられる金属によっておこります。そのほか、性病の一症状としてあらわれる口内炎もあります。口内炎がなかなか良くならないと思っていたら実は初期の口腔がん・舌がんだったということもあるので、2週間以上治らない場合は受診してください。