当院の日帰り手術

日帰り手術について

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 くまべクリニック|日帰り手術

当院では局所麻酔での日帰り手術を行っています。局所麻酔は、全身麻酔と比べて体への負担が少なく術後の回復も早い、費用がおさえられるなどのメリットはありますが、手術中の痛みのコントロールや短時間で確実に目的を達するための高度な技量が必要です。これまでに7,500例以上の耳鼻咽喉科・頭頸部外科手術を執刀し、日帰り手術も数多く手掛けてきた経験と、内視鏡などの最新の医療機器を使用することにより、より安全でより高精度の手術をさせていただきます。
局所麻酔というと意識があって手術中に怖い思いをするのではないかというイメージがあるかもしれませんが、適切に鎮静薬や痛み止めを調整することにより、ウトウトした状態で手術を受けていただけますのでご安心ください。

日帰り手術の種類

みみの日帰り手術

  • 急性中耳炎・滲出性中耳炎の手術:
    鼓膜切開術、鼓膜チューブ挿入術
  • 鼓膜穿孔の手術:鼓膜穿孔閉鎖術
  • 慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎の手術:鼓膜形成術、鼓室形成術
  • 外耳道腫瘍の手術:
    外耳道腫瘍摘出術
  • 先天性耳瘻孔の手術:
    先天性耳瘻管摘出術

はなの日帰り手術

  • アレルギー性鼻炎・花粉症の手術:下甲介粘膜焼灼術、後鼻神経切断術
  • 鼻づまり・鼻中隔弯曲症の手術:
    鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術
  • 副鼻腔炎の手術:
    内視鏡下鼻副鼻腔手術
  • 鼻副鼻腔腫瘍の手術:
    鼻副鼻腔腫瘍摘出術

のど・くびの日帰り手術

  • 舌腫瘍の手術:舌腫瘍摘出術
  • 唾石症の手術:唾石摘出術
  • 扁桃周囲膿瘍の手術:扁桃周囲膿瘍切開術
  • 中咽頭腫瘍の手術:中咽頭腫瘍摘出術(経口腔によるもの)
  • 声帯ポリープの手術:喉頭・声帯ポリープ切除術
  • 唾液腺腫瘍の手術:顎下腺腫瘍摘出術、耳下腺腫瘍摘出術
  • 頸部嚢胞の手術:頸瘻・頸嚢摘出術
  • 頸部皮下腫瘍の手術:皮膚・皮下腫瘍摘出術
  • 頸部リンパ節の手術:
    リンパ節摘出術

日帰り手術の流れ

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 くまべクリニック|日帰り手術

当院での手術室で行う日帰り手術の流れを説明します。(鼓膜切開術や鼓膜チューブ挿入術、鼓膜穿孔閉鎖術などは外来診察室で行う比較的簡便な手術になりますのでこの通りではありません)原則として、患者本人さまとご家族の方に実施の同意を得たうえで行います。

  • ご予約・ご来院
    まずは一般診察をご予約のうえ、ご来院ください。
    健康保険証、各受給者証、お薬手帳をお持ちください。
  • 診察・検査
    現在の症状や悩み、ご希望などをおうかがいして診察をさせていただきます。
    必要な検査を行い、手術の適応であるかを確認します。
    入院や全身麻酔での手術が望ましいと判断した際には、
    それぞれの手術に応じて適切な連携病院を紹介させていただきます。
  • 手術日の決定・手術前検査
    当院の手術スケジュール、本人さまのご都合に合わせて、手術日を決定します。
    安全に手術を受けていただける体の状態かどうかを確認するための
    手術前検査(血液検査や心電図検査など)を行います。
  • 術前説明外来(手術の1~2週間前)
    手術前検査の結果を確認し、手術の内容、術前・術後の注意点などをお伝えします。
  • 手術
    予約時間までにお越しください。手術後は自動車、バイク、自転車の運転ができませんので、
    それ以外の交通手段でお越しください。
    ご家族のお車やタクシーでの送迎が安心です。
    手術中に鎮静薬を用いた場合は、手術後1~2時間程度、
    リカバリースペースで状態を確認させていただいた後の帰宅となります。
  • 手術後診察
    手術の翌日~3日後に来院いただき状態を確認します。
    その後は、週1回程度の通院を2~3回していただき、安定していれば頻回の通院は不要になります。

日帰り手術の費用

すべて保険診療です

当院で行う手術はすべて保険が適応される保険診療であり、費用は国の定めたものとなっています。
自己負担割合によって実際にかかる費用は異なってきます。

高額療養費制度(事後手続き)
について

手術の内容により費用が高額になる場合、高額療養費制度の適用となります。
被保険者、またはその被扶養者が、同じ月に支払った自己負担額が、以下の額(自己負担限度額)を超えたとき、
その超えた額が支給される制度です。
医療機関への支払い後、保険者(健康保険組合、全国健康保険協会、共済組合、国民健康保険など)に申請すると、
払い戻しが受けられます。

限度額適用認定証(事前手続き)
について

限度額適用認定証とは、被保険者の所得に応じて、通院・入院の支払額が、一定額軽減される認定証です。
国民健康保険の方はお住まいの地域の市役所・区役所で、
社会保険の方は加入している保険組合で認定証の申請を行うことができます。
高額療養費制度は事後手続きであるのに対し、限度額適用認定証は事前手続きとなるだけで、自己負担額は同じです。
なお、当院はオンライン資格確認を導入しており、受付で「限度額情報の表示」に同意いただければ、
限度額適用認定証の提出が省略できます。

その他給付金について

生命保険に加入されている方は手術の給付金を受け取ることができることがあります。
ご自身が加入されている保険会社にその対象となるかご確認ください。
診断書が必要な際は保険会社指定の用紙をご持参ください。

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