はなの日帰り手術一覧
下甲介粘膜焼灼術
アレルギー性鼻炎の手術です。
飲み薬や点鼻薬などの保存的治療で症状が抑えきれない場合に行います。鼻の穴から内視鏡下に行います。
鼻の中の主な鼻汁分泌の場である下鼻甲介の粘膜を焼灼することにより、アレルギー物質に対する過敏な反応を軽減します。
麻酔を含めて10分程度(両側)で終了します。
後鼻神経切断術
アレルギー性鼻炎で鼻汁やくしゃみなどの症状がひどい場合に行います。
飲み薬や点鼻薬、花粉症の注射薬などで効果が乏しい場合、粘膜焼灼術よりさらに長期間の効果を期待したい場合に選択します。
鼻の穴から内視鏡下に行います。
下鼻甲介の奥にある神経(後鼻神経)のうち数本を選定して切断し、アレルギー物質への過剰反応を元から抑制します。
ほとんどの場合、鼻づまり改善手術である粘膜下下鼻甲介骨切除術とセットで行います。
麻酔を含めて30分程度(両側、後鼻神経切断術のみ)で終了します。
鼻中隔矯正術
鼻づまりの原因である鼻中隔弯曲症に対する手術です。
同様に鼻づまり改善手術である粘膜下下鼻甲介骨切除術とセットで行うことが多いです。
また、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の手術でも鼻中隔の弯曲が目立つ場合には行います。鼻の穴から内視鏡下に行います。
曲がっている原因となっている骨や軟骨を除去し、鼻中隔の形態を矯正します。
麻酔を含めて20分程度で終了します。
粘膜下下鼻甲介骨切除術
鼻づまりの手術です。
下鼻甲介の骨を切除することにより鼻の中を広げ、鼻の通りを改善します。鼻の穴から内視鏡下に行います。
麻酔を含めて30分程度(両側)で終了します。
内視鏡下鼻副鼻腔手術
薬や鼻洗浄で改善しない副鼻腔炎や副鼻腔嚢胞(術後性や特発性など)に対する手術です。
鼻の穴から内視鏡下に行います。
副鼻腔炎に伴って生じる鼻の中のポリープや副鼻腔内の病変を取り除くとともに、
再発を予防するために副鼻腔への通り道を大きく広げます。
麻酔を含めて30分~1時間程度(片側)で終了します。
鼻副鼻腔腫瘍摘出術
鼻の中にできた良性の腫瘍に対する手術です。
鼻の穴から内視鏡下に行います。
麻酔を含めて30分程度で終了します。